浅野商店のご紹介

ごあいさつ

 岐阜提灯は、この岐阜の城下町において江戸時代より盛んに作られてきました。これは、清流長良川や城下町にそびえる緑豊かな金華山といった豊かな自然に恵まれ、安土桃山時代からの商業の発達に支えられて、様々な職人を岐阜の地が擁していたおかげでした。

 当社はこの岐阜の地において百有余年の間、岐阜提灯を作り続けてまいりましたが、この繊細な工芸品を育て上げた先人の工夫と努力にあらためて驚嘆し、また尊敬の念を懐かざるをえません。先人の成してきた提灯の製造にかかわる技術開発、素材の工夫、そしてこの美しいデザインはまさに日本を代表する工芸品であり、この様な仕事に携わり、商品を作り続けている事に感謝の念と誇りを感じています。

 この様な職人の生み出した「技」を伝統として正しく受け継ぎ、また現代の発達した科学と技術を巧みに活用することで、今以上に皆様に日本の伝統技術のすばらしさを感じて頂き、現代のライフスタイルに溶け込んだ商品を提案してゆくことこそが私どもの使命と考えております。

 

浅野商店の歩み

年号 西暦 沿革
大正 6 1917 浅野順作により浅野商店が創業
昭和 1 1926 岐阜県副業展覧会にて提灯の部で三等を受賞
昭和27 1952 組織を株式会社に変更(株式会社浅野商店)
平成 3 1991 提灯専用のカッティングシートを実用化
平成 8 1996 経済産業省より岐阜提灯が伝統工芸品に指定される
平成10 1998 照明器具Papermoonシリーズを発表
平成11 1999 提灯の型の製造において、CADによる設計・レーザー裁断での製造を確立
平成15 2003 Lx.プロジェクトを開始(3ヵ年計画)
伝統工芸品産業産地対策支援を受ける
平成17 2005 愛知万博にて耐水強化提灯を納入
楕円形提灯(有楽)の開発・発売
平成19 2007 第2回「和のある暮らしのカタチ展」にて審査員特別賞を受賞(対象:ザ・ポルチーニ・ファミリー)
平成20 2008 ユニクロ様より伝統企業コラボのTシャツが発売される(夏の伝統企業)
平成21 2009 「現代のお盆のしつらえ」展覧会をギャラリー ル・べインにて開催
「華かずら」シリーズを発表
平成22 2010 提灯の新しい試みである、「ちょうちんはっと」を発表、発売開始
岐阜県中小企業市場開拓事業支援を受ける

会社概要はこちら>